きもの京山：オリジナル袋帯・唐織

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オリジナル袋帯・唐織

＜唐織・四神＞	＜唐織・四君子＞

＜唐織・華紋＞	＜唐織・鳳凰稲穂＞

　西陣を代表する織物のひとつ「唐織」でオリジナル袋帯を作り上げました。
　唐織とは、綾織地の上に多彩な色糸を使い、柄を縫い取りのように織り出す技法で、錦地の中で、もっとも高級とされる織物です。
　古くは高貴な人々の装束などに用いられ、現代では能衣装として見ることができます。
　平安時代、十二単の唐衣に用いられた浮織組織の技法が進化し、新たな刺繍の趣きと摺り箔美が織箔技術の工夫で加味されて、現代の錦の最も豪華な織物・唐織が完成されました。

　刺繍のように表現された浮織に使う糸は贅沢に１２色以上。
　総４８色全てを色指定し、オリジナル色の濃いものになりました。

＜唐織・四神＞

四神とは中国神話に登場する、世界の四方向を守る聖獣のことです。
これを金銀の箔糸で表しました。
東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武といい、それぞれ川、海、道、山などに対応します。

青龍
色では青、季節では春、青春、五行では木、方位では東を守護する聖獣。

朱雀
色では赤、季節では夏、朱夏、五行では火、方位では南を守護する聖獣。

白虎
色では白、季節では秋、白秋、五行では金、方位では西を守護する聖獣。

玄武
色では黒、季節では冬、玄冬、五行では水、方位では北を守護する聖獣。

　四神獣は瑞獣（縁起の良い獣）であり、戦乱のない平和な時代にだけ出現するとされます。
あなたの帯に四方を守護する輝く四神を配することで、四神があなたをお守りしますようにとの祈りを込めました。

＜唐織・四君子＞

四君子は、高貴と言われる人の心のありようを花にたとえたもの。
暑さ寒さ、雨風に逆らうことなく、耐えて花開く姿は、理想の女性のイメージでもあります。
心を装えば、自ずから外見も気品に満ちてきます。
京山の箔糸で、四君子を彩りました。
梅
寒さの中を耐えて、争わず春一番に開く花。冬の象徴。

蘭
清楚で控えめな姿と風格ある香りを併せ持つ。春の象徴。

菊
気高く、豪華でしかし実は強い花。秋の象徴。

竹
夏の日差しにも負けず、しなやかさと強靭さを誇り、さっぱりとたたずむ。夏の象徴。

＜唐織・華紋＞

家紋は代々その家に伝わる格式あるもの。
柔軟な女性はもっとおしゃれに紋をあしらいます。
大好きな花をアレンジして、彩りも華やかに。華紋の誕生です。
花は、そこに咲いているだけで人の心を癒します。
四季の訪れを告げ、私たちの気持ちを新たにしてくれます。
京山の箔糸で、折々の花をいっぱいに咲かせました。
あなたのイメージに似合う花が、帯のどこかに奥ゆかしく開いています。

＜唐織・鳳凰稲穂＞

【鳳凰】
殷・周の青銅器に始まる鳳文は、戦国・漢の時代を経て今日描かれている鳳凰の形となりました。
鳳が飛翔すれば風が起こるので風の神とされ、飛べば百鳥が群れ従う鳥の王者とされています。
【稲穂】
古い文化圏には、その地域における主要な作物が吉祥としてあがめられる例が多いのです。
日本では古代から稲が主作物であり、豊穣の祈りの神事や秋祭りに稲穂への信仰が表れています。
絵巻、屏風、蒔絵等に数多く使用されている稲穂の文様は我が国吉祥の代表と言えます。
鳳凰稲穂は絵図柄としては最高に位置する気高い柄です。

＜地紋・宝尽くし＞
　宝珠、宝鑰（鍵）、宝巻・巻軸に筒守、打出の小槌、隠れ蓑や隠れ笠、分銅、金嚢、丁字、熨斗、珊瑚など、縁起の良い宝物で埋め尽くした文様。
　室町時代からある文様で、めでたさのかぎりを尽くして福徳招来の願いが込められています。

帯裏

京山のオリジナル袋帯は、裏地にいわれのある柄をあしらいます。
あなたの願いがかないますように。

＜馬くいく＞

　九頭の左馬を１２回繰り返して織りました。
　左馬は勢いがあり、物事が滞りなく行く象徴と言われています。
　遠く江戸時代から、【九頭馬の図】は、商売、出世、縁談、蓄財、勝負事、健康、夫婦仲、農漁業、受験、と九つの上昇運を象徴するといわれています。
「馬九行く（＝上手くゆく）」、の語呂合わせの如く、何事も大願成就に繋がる、おめでたい縁起物として愛されてきました。
＜干支＞

＜いぬ・戌＞	＜うし・丑＞

＜うま・午＞	＜ねずみ・子＞

　自分の干支を身に着けることで、身を守ることが出来ると古くから言われています。
　自分の人柄を象徴する十二支のものを何か身に着けるということは、おのおのの十二支に込められた『幸せを願う言葉』を身につけるのと同じことだと言われています。
　身につけられて幸運を呼び込むえとの帯を持っていただき、皆様に幸せな日々が続きますように心を込めて、『京山』はえとの帯を作らさせていただきました。

京山オリジナル袋帯・唐織

■価格 480,000円

■商品の特徴